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2018-02-14 (Wed)
「5年後のラブレター」   村上桃子   リンダブックス

内容(「BOOK」データベースより)
最愛の夫である渉(わたる)の突然の死から5年、菜緒は喪失感から心を空っぽにしたままただ息子・歩夢(あゆむ)とふたりで生きていくため誰にも頼らずに必死に働いていた。そんなある日、歩夢宛に一通の手紙が届く。それはお気に入りの絵本の登場人物からの、冒険への誘いだった。勢いよく街に飛び出した幼い歩夢に導かれるように菜緒は大切な人たちとの再会を重ねていく―若き父親が愛する妻とまだ見ぬ息子に宛てた心温まる天国からのメッセージがそこにはあった。



表紙に書かれた文と、裏表紙の内容紹介。
これを読んだだけで、なんとなくストーリーがわかります^^

でもそれだけで終わらないのが小説の面白さ!
ストーリー展開が予想されているのにも関わらず、
思わず涙する場面が何か所もありました。

5年後じゃなく遺言で残してあげてもよかったのに・・・とも
思いますが、そこが物語。
息子の歩夢くんが5歳になっているからこそのお話でもあります。

ただ5歳の子が地図を読めるのか?
母親は思い出の場所なのに、地図を見てわからないのか?
などの疑問も残ります。



それでも涙活というデトックス効果は抜群でした♪


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2018-02-10 (Sat)
「あきない世傳 金と銀 ④ 貫流篇」   高田郁   ハルキ文庫

内容(「BOOK」データベースより)
江戸時代中期、長く続いた不況を脱し、景気にも明るい兆しが見え始めた。大坂天満の呉服商、五鈴屋でも、五代目店主の惣次とその女房幸が、力を合わせて順調に商いを広げていた。だが、徐々に幸の商才を疎むようになった惣次は、ある事件をきっかけに著しく誇りを傷つけられ、店主の地位を放り出して姿を消す。二度と戻らない、という惣次の決意を知ったお家さんの富久は、意外な決断を下す。果たしてその決断は五鈴屋を、そして幸を、どのような運命へと誘うのか。大人気シリーズ第四弾!



同じ作者の「みをつくし料理帖」の主人公・澪は、
腕も知恵もあり、努力の人でした。
しかも初恋を捨て、料理人という道を選んだ人でした。

この作品の主人公・幸も、才覚も知恵も度量もある人です。
さらに美貌にも恵まれ、今作では名前通りの幸せをつかみます。

呉服屋の話、さらに大阪の話、ではありますが、
情景を思い描きながら読むことのできる作品だと思います。


次回作も楽しみ!!


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| 高田郁 | COM(0) | | TB(0) | |
2018-02-04 (Sun)
「この世の春」上・下   宮部みゆき   新潮社

内容紹介
小説史に類を見ない、息を呑む大仕掛け。そこまでやるか、ミヤベ魔術! それは亡者たちの声? それとも心の扉が軋む音? 正体不明の悪意が怪しい囁きと化して、かけがえのない人々を蝕み始めていた。目鼻を持たぬ仮面に怯え続ける青年は、恐怖の果てにひとりの少年をつくった。悪が幾重にも憑依した一族の救世主に、この少年はなりうるのか――。21世紀最強のサイコ&ミステリー、ここに降臨!
内容(「BOOK」データベースより)
底知れぬ悪意のにじむ甘い囁き。かけがえのない人々の尊厳までも、魔の手は蝕んでゆく。前代未聞の大仕掛け、魂も凍る復讐劇。



単行本の上下巻。読みごたえがあります。
肩こりに悩まされながらも、ついつい惹き込まれてしまいました。

宮部みゆきの時代小説はやっぱり面白いです!
重苦しい場面や涙を誘う場面もありましたが、
ハッピーエンドだったおかげで、読後はすっきりです。


五香苑の四季の景色を見てみたいですね。


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| 宮部みゆき | COM(0) | | TB(0) | |
2017-12-20 (Wed)
「宮辻薬東宮」   アンソロジー   講談社

内容紹介
ちょっぴり怖い、だからおもしろい。
これぞエンタメ!!
前代未聞の「ミステリー短編バトンつなぎ」
「宮辻薬東宮」(みやつじやくとうぐう)
宮部みゆきさんお書き下ろし短編を辻村深月さんが読み、短編を書き下ろす。その辻村さんの短編を薬丸岳さんが読み、書き下ろし……今をときめく超人気作家たちが2年の歳月をかけて“つないだ”ミステリーアンソロジー。

内容(「BOOK」データベースより)
全編書き下ろし。超人気作家たちが2年の歳月をかけて“つないだ”前代未聞のリレーミステリーアンソロジー。



宮部みゆき・辻村深月・薬丸岳・東山彰良・宮内悠介の5人の頭文字が題名になった本です。
リレー式のアンソロジーですが、ミステリーというよりホラーっぽい感じです。

宮部みゆきの『人・で・なし』は家にまつわる話で、
時代小説の『あやし』を思い出させる読み応えのあるものでした。

辻村深月『ママ・はは』は、写真に写ったものが変わっていく
ちょっぴりゾクッとする話でした。

薬丸岳『わたし・わたし』は、指輪の怨念?
これもホラーとしてはおもしろい作品でした。

東山彰良『スマホが・ほ・し・い』は、舞台設定が中国のためか、
読みにくかったです。
内容も受け入れがたいお話でした。

宮内悠介『夢・を・殺す』はプログラミングを扱った話で、
興味深く、また面白かったのですが、
最後の終わり方が尻切れトンボのような気がしました。


アンソロジーはいろいろな作家の作品が読めて楽しいのですが、
読み難かったり、がっかりしたりするものもあり、
難しいですね。


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2017-12-14 (Thu)
「百貨の魔法」   村山早紀   ポプラ社

内容(「BOOK」データベースより)
時代の波に抗しきれず、「閉店が近いのでは?」と噂が飛び交う星野百貨店。エレベーターガール、新人コンシェルジュ、宝飾品売り場のフロアマネージャー、テナントのスタッフ、創業者の一族らが、それぞれの立場で街の人びとに愛されてきたデパートを守ろうと、今日も売り場に立ちつづける―。百貨店で働く人たちと館内に住むと噂される「白い猫」が織りなす、魔法のような物語!



村山早紀さんの作品によく登場する風早の街にある星野百貨店。
そこは魔法と奇跡が存在する百貨店でした。

登場人物がみんないい人で、優しい人ばかりです。
そしてそれは、つらいことも経験しているからこそなんです。
あたたかな光に包まれるような素敵な作品でした。


金目銀目の白猫に会えたなら、何を願うのでしょうか?
考えるだけでも楽しくなります!!


こんな素敵な百貨店に、行ってみたいです!
クリスマスが近いこの時期は、いつも以上に輝いていることでしょう。



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| 村山早紀 | COM(0) | | TB(0) | |