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2019-03-16 (Sat)
「コンビニたそがれ堂 猫たちの星座   村山早紀   ポプラ文庫ピュアフル

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
本当にほしいものがある人だけがたどり着ける、不思議なコンビニたそがれ堂。人生の終幕に差し掛かった周太郎さんが、街の人たちに幸せを贈る「サンタクロースの昇天」、取り壊しの決まった雑居ビルで占い師をしている女性が来し方をふりかえる「勇者のメロディ」など、他者の幸福を願って生きた人たちの顛末を描く。各話に「猫」が登場、機知にとんだユーモアで包みながら、生きること老いることの意味を温かく伝える、大人気シリーズ第8弾!



大好きなシリーズ「コンビニたそがれ堂」、しかも猫がテーマとなれば、
手に入れないわけにはいきません!
ということで購入したのですが、
涙なしには読めないと思っていたので、
家でゆっくり読もうとして、やっと今頃読了しました。

思っていた通り、涙なしでは無理でした。


しっぽの短い麦わら猫に、
ねここが話して聞かせる猫にまつわるお話。

村山早紀さんの飼っている千花ちゃんを思わせる
子猫の千春ちゃんは、
化け猫になりたがっています。
その理由は…


猫を好きでよかった!と思えるお話でした。



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2019-03-08 (Fri)
「舟を編む」   三浦しをん   光文社文庫

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作!



『大渡海』という辞書を作る人々を書いた作品。
章ごとに違う人の目線で描かれています。

お堅いお話なのに、なぜか感動してしまいました。
登場人物一人ひとりが丁寧に描かれているためか、
感情移入しやすいのです。
そして悪い人が出てこないのもいいですね。

1冊の辞書を作るのに、こんなにも多くの
時間と人と労力が割かれていることに驚かされました。
辞書を見る目も変わりました。


解説も、「馬締の恋文 全文公開」もよかったです。


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2019-02-27 (Wed)
「ポイズンドーター・ホーリーマザー」   湊かなえ   光文社文庫

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。欠席を表明したのは、今も変わらず抑圧的な母親に会いたくなかったからだ。だが、理穂とメールで連絡を取るうちに思いがけぬ訃報を聞き…。(「ポイズンドーター」)
母と娘、姉と妹、友だち、男と女。善意と正しさの掛け違いが、眼前の光景を鮮やかに反転させる。名手のエッセンスが全編に満ちた極上の傑作集!



読み始めてすぐ、「ああそうだった」と思い出しました。
湊かなえの作品は重いんですよね。
心が重くなってしまうんです。
それでも読むのをやめられない不思議な魅力があります。

今作は題名通り、いえ、題名とは逆?
毒を持った人たちが描かれています。
でもそれは受け取り方次第で、違うものになってしまいます。
その逆転劇がすごいです!

自分がいつ、裏側である毒のほうになってしまうか、
考えるととても怖くなってしまいました。


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2019-02-21 (Thu)
「まほろ駅前狂騒曲」   三浦しをん   文春文庫

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
まほろ市は東京都南西部最大の町。駅前で便利屋を営む多田と、居候になって丸二年がたつ行天。四歳の女の子「はる」を預かることになった二人は、無農薬野菜を生産販売する謎の団体の沢村、まほろの裏社会を仕切る星、おなじみの岡老人たちにより、前代未聞の大騒動に巻き込まれる!まほろシリーズ完結篇。



多田と行天の二人は友だちではないと言いながら、
お互いのことを一番よくわかっている間柄だと感じます。
そしてそれは自分では気づかない部分でもあります。

ドタバタに巻き込まれながらも自分を見失わない二人。
かっこいいです。
4歳のはなちゃんはとにかく可愛い!


この作品を読んでいる途中で
気に入った場面や言葉がいくつかありましたが、
それが全てあとがきに書かれていました。
あとがきってすごいなと思います。
あとがき次第で読後感が変わったりもするんですよね。
今回は感動し癒された最後でした。

これで完結だと思うと寂しいです。


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2019-02-12 (Tue)
「まほろ駅前番外地」   三浦しをん   文春文庫

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
東京都南西部最大の町・まほろ市の駅前で便利屋を営む多田と、高校時代の同級生・行天。汚部屋清掃、老人の見舞い、庭掃除に遺品整理、子守も料理も承りますー。多田・行天の物語とともに、前作でお馴染みの星、曽根田のばあちゃん、由良、岡老人の細君が主人公となるスピンアウトストーリー七編を収録。



前作に登場した人たちが次々と登場してきます。
それにより人物像に厚みが増したような気がします。

多田と行天の関係も進展がしたとはいえませんが、
違う側面も見えてきて、興味深かったです。


多田の恋心にも興味津々!
行天の過去もまだすべては書かれていないので、
そちらも気になりますね。


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