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2017-11-11 (Sat)
「幸せのかたち」   松村比呂美   双葉文庫

内容(「BOOK」データベースより)
駅前の商店街で紗江子に声をかけてきた女性は、中学時代、卒業を前に転校したクラスメートの美幸だった。完成したばかりの近くの高層マンションに引っ越してきたという。18年ぶりの再会を機に、紗江子の平穏な日々は変化をみせはじめ、紗江子の旧友で同じクラスメートだった香織にも…。人生の岐路に直面した三人の女性の姿を描く、ミステリアスな物語。



アンソロジー「隠す」を読んで気になった作家さんの作品です。
文章は読みやすく、どんどん読み進められます。

女性の作家さんならではの女性の描写で、
三人の登場人物が丁寧に描かれています。
ちょっとミステリアスでちょっとホラーチックな作品かな。

幸せのかたちは人それぞれということでしょうね。


別のアンソロジーも借りてきたので、
その中の短編も楽しみです。


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2017-11-05 (Sun)
「アンソロジー 隠す」   アミの会(仮)   文藝春秋

内容紹介
恐怖、因縁、苛め、恋愛と老い、引きこもり探偵に芸能人の犯罪。人気作家十一人が「隠す」をテーマに書き下ろした豪華短編集。
内容(「BOOK」データベースより)
あなたが隠したいものは、なんですか?机の中に、記憶の中に、人生のどこかに…「隠す」をテーマに描かれる、11の不穏で切実な人間ドラマ。



11人の女性作家(大崎 梢、 加納 朋子、 近藤 史恵、 篠田 真由美、柴田 よしき、永嶋 恵美、 新津 きよみ、福田和代、松尾由美、松村比呂美、光原百合)のアンソロジー。
いろいろな分野の作品で、どれも面白かったです。
元々好きな作家さんだけでなく、初めての方もいましたが、
皆さん文章がうまく読みやすかったです。

アンソロジーで気に入って読み始める作家もいます。
今回も気になった作家がいたので、本を探してみようと思います。

アミの会(仮)という名前も気になりましたが、
あとがきで説明がありました。
この本の前にもアンソロジーを出しているとのことなので、
そちらも探して読んでみたいです。


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2017-10-21 (Sat)
「さがしもの」   角田光代   新潮文庫

内容(「BOOK」データベースより)
「その本を見つけてくれなけりゃ、死ぬに死ねないよ」、病床のおばあちゃんに頼まれた一冊を求め奔走した少女の日を描く「さがしもの」。初めて売った古本と思わぬ再会を果たす「旅する本」。持ち主不明の詩集に挟まれた別れの言葉「手紙」など九つの本の物語。無限に広がる書物の宇宙で偶然出会ったことばの魔法はあなたの人生も動かし始める。



本にまつわる9作品の短編集です。
どの作品も、本を好きなんだなと思わせてくれるものばかりでした。

古本屋で買った本が以前自分が売った本であったり、
旅先の宿で出会った手紙の挟まれている本だったり、
付き合った相手と好みが一緒の本たちだったり、と
いろいろな本が登場してきます。
本に対する思いっていろいろあるんですね。


角田光代の本は「八日目の蝉」以来かな。
なぜか手に取らないまま来てしまいました。

今回の本は、短編集であったため読みやすかったし、
とても面白かったです。
また機会があれば、
角田さんの本をもっと読んでみたいと思います。


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2017-10-14 (Sat)
「八百八寺の風鈴屋」   石崎とも   メディアワークス文庫

内容(「BOOK」データベースより)
京都に佇む風鈴専門店『風の通り路』。この店には、お人好しな兄弟が働いている。代々伝わる不思議な風鈴により悩みを抱えた客の来店を知る店長・遊佐和真は、今日も今日とて商売そっちのけで客の問題に首をつっこむ日々。その兄の行動に困りながらも協力してしまう弟・隆司。そんな二人が働く風鈴屋に、ある老婦人が訪れる。亡き夫が京都の地に捨てたという過去の想いを巡って和真たちは老婦人と共に想いを探り…。これは、風鈴によって人々の悩みを幸せに変える、心優しき風鈴屋兄弟の物語―。



悩みがある客が近づくと鳴るという不思議な風鈴。
その設定の面白さに引かれて読んでみましたが、
京都だというのに京都らしさは欠片もなく、
一年中風鈴を売っているというのも何となく違和感があり、
感情移入できない作品でした。

不思議な風鈴の由来が最後のほうにわかるのですが、
内容紹介にあるような代々伝わるようなものではありませんでした。

細かい部分では物足りない部分の多い作品ではありましたが、
不思議な風鈴・兄弟二人の関係など、
もっと掘り下げた連続ものであったなら、
気軽に読める作品として楽しいものとなるでしょう。


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2017-09-23 (Sat)
「ちょっと今から仕事やめてくる」   北川恵海   メディアワークス文庫

内容(「BOOK」データベースより)
ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。なぜ赤の他人をここまで?気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で自殺した男のニュースだった―。スカっとできて最後は泣ける、第21回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”受賞作。



今春、福士蒼汰主演で映画化されたものの原作本です。
TVで紹介されていて興味を持ち、読んでみました。

主人公の青山隆ではなく、親の気持ちになって読んでしまいました。

会社と命とどちらが大切か。。。
当たり前なはずなのに、すぐには答えが出てこない。
答えが出たとしても、行動には移せない。
それだけ切羽詰まった状態に落ち込むことってあるんですね。


重いテーマではありますが、軽く読むことのできる本でした。
『人生って、それほど悪いもんじゃない』


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