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2019-09-15 (Sun)
「昨日がなければ明日もない」   宮部みゆき   文藝春秋

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
杉村三郎vs.“ちょっと困った”女たち。自殺未遂をし消息を絶った主婦、訳ありの家庭の訳ありの新婦、自己中なシングルマザー。『希望荘』以来2年ぶりの杉村シリーズ第5弾!
【目次】(「BOOK」データベースより)
絶対零度/華燭/昨日がなければ明日もない



文章やストーリーは面白く読みやすかったので一気に読みました。
けれど、1話目の結末は重くて暗くて、つらかったです。
こんな人たちが存在するのかと思うと、胸糞が悪くなりました。
(↑言葉が悪くてすみません)

2話目はちょっとドタバタな感じもあって、楽しめました。

3話目は姉に人生を振り回された妹がかわいそうでした。
題名通りに、「明日もない」ままで終わらないでほしいと願います。


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| 宮部みゆき | COM(0) | | TB(0) | |
2019-01-24 (Thu)
「過ぎ去り師王国の城」   宮部みゆき   角川文庫

【内容情報】(出版社より)
早々に進学先も決まった中学三年の二月、ひょんなことから中世ヨーロッパの古城のデッサンを拾った尾垣真。やがて絵の中にアバター(分身)を描きこむことで、自分もその世界に入りこめることを突き止める。



主人公のシンちゃん、同級生のタマちゃん、
有名な漫画家のアシスタントのパクさんの3人が、
絵の中に入り込むことで冒険が始まります。

ファンタジー要素も含みながら、
現実世界の生きづらさも描かれています。


ゲームの世界に入り込んだような気持ちになった後に
突きつけられる現実。
ちょっと落ち込むような作品でした。
それでもやっぱり宮部さんの作品は面白いです!


もう一つの世界の10年間はどうだったのかも読みたかったです。
でももっと暗いお話になっていたかな。


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| 宮部みゆき | COM(0) | | TB(0) | |
2019-01-01 (Tue)
「あやかし草紙」三島屋変調百物語 伍之続  宮部みゆき  角川書店

【内容情報】(出版社より)
江戸は神田の筋違御門先にある袋物屋の三島屋で、風変わりな百物語を続けるおちか。 塩断ちが元凶で行き逢い神を呼び込んでしまい、家族が次々と不幸に見舞われる「開けずの間」。 亡者を起こすという“もんも声”を持った女中が、大名家のもの言わぬ姫の付き人になってその理由を突き止める「だんまり姫」。屋敷の奥に封じられた面の監視役として雇われた女中の告白「面の家」。百両という破格で写本を請け負った男の数奇な運命が語られる表題作に、三島屋の長男・伊一郎が幼い頃に遭遇した椿事「金目の猫」を加えた選りぬき珠玉の全五篇。人の弱さ苦しさに寄り添い、心の澱を浄め流す極上の物語、シリーズ第一期完結篇!



表題の「「あやかし草紙」は、第四話の題でもあり、
三島屋の次男・富次郎が描いた絵を入れる箱の名前でもあります。

この作品はシリーズ完結編であり、
おちかの百物語の最後になるようです。
そして次からは、富次郎が聞き役になるのかな。

不思議で奇怪な話を聞き捨てすることで、
おちかと共に読者も成長していくように感じます。


表紙と挿絵が版画でしたが、情景がとても良く描かれていました。
作者は原田維夫という版画家さんで、
数々の表紙絵を担当されています。
原田維夫 →→→ 


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2018-09-26 (Wed)
「悲嘆の門」下   宮部みゆき   新潮文庫

内容(「BOOK」データベースより)
おまえは後悔する―。度重なる守護戦士の忠告に耳を貸さず、連続切断魔の特定に奔走する三島孝太郎。なぜ、惨劇は起きたのか。どうして、憎しみは消えないのか。犯人と関わる中で、彼の心もまた、蝕まれていく。そうした中、妹の友人・園井美香の周囲で積み重なった負の感情が、新たな事件を引き起こす。都築の、ユーリの制止を振り切り、孝太郎が辿りついた場所。“悲嘆の門”が、いま開く。



上から中下となるにしたがって、レビューが悪くなっていますね。
「ico」や「ブレイブストーリー」と同じ分野だと思えば、
面白く読めました。

皆の忠告に耳を貸さなかった孝太郎は、
自分の意志で悲嘆の門にまで行くことになります。

その前にガラに左目の力を返します。
そこで終わってくれてたらよかったのに…
真菜ちゃんを視たところでやめていればよかったのに…
そうすれば…


結末に少し救われたお話でした。


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2018-09-24 (Mon)
「悲嘆の門」中   宮部みゆき   新潮文庫

内容(「BOOK」データベースより)
失踪した同僚の森永を探す三島孝太郎は、西新宿セントラルラウンドビルで元捜査一課の刑事・都築に出会う。だが、そこで二人を待ち受けていたのは、まさに“怪物”と呼ぶべき存在だった…。“狼”を名乗る謎の美少女・森崎友理子との遭遇。クマー社長・山科鮎子を襲う悲劇。悪意による“物語”が拡散され、汚濁に満ちた闇が日常へと迫る中、正義と復讐に燃える青年は、ある決断を下す。



上巻で「指ビル」と称された連続切断魔に、
孝太郎の憧れの社長が襲われたという報が入ります。

その犯人を追うために、孝太郎は進み始めるのですが、
それははたして正しい道なのか…


「悲嘆の門」とは「無名の地」の門の名前だということがわかります。
その門を目指すのは、実在しない存在であるガラ。

上巻に比べファンタジー要素満載の中巻。
このファンタジーもゲーム好きな宮部みゆき色ですね。


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