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2018-02-04 (Sun)
「この世の春」上・下   宮部みゆき   新潮社

内容紹介
小説史に類を見ない、息を呑む大仕掛け。そこまでやるか、ミヤベ魔術! それは亡者たちの声? それとも心の扉が軋む音? 正体不明の悪意が怪しい囁きと化して、かけがえのない人々を蝕み始めていた。目鼻を持たぬ仮面に怯え続ける青年は、恐怖の果てにひとりの少年をつくった。悪が幾重にも憑依した一族の救世主に、この少年はなりうるのか――。21世紀最強のサイコ&ミステリー、ここに降臨!
内容(「BOOK」データベースより)
底知れぬ悪意のにじむ甘い囁き。かけがえのない人々の尊厳までも、魔の手は蝕んでゆく。前代未聞の大仕掛け、魂も凍る復讐劇。



単行本の上下巻。読みごたえがあります。
肩こりに悩まされながらも、ついつい惹き込まれてしまいました。

宮部みゆきの時代小説はやっぱり面白いです!
重苦しい場面や涙を誘う場面もありましたが、
ハッピーエンドだったおかげで、読後はすっきりです。


五香苑の四季の景色を見てみたいですね。


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| 宮部みゆき | COM(0) | | TB(0) | |
2017-09-10 (Sun)
「希望荘」   宮部みゆき   小学館

内容(「BOOK」データベースより)
家族と仕事を失った杉村三郎は、東京都北区に私立探偵事務所を開業する。ある日、亡き父・武藤寛二が生前に残した「昔、人を殺した」という告白の真偽を調査してほしいという依頼が舞い込む。依頼人の相沢幸司によれば、父は母の不倫による離婚後、息子と再会するまで30年の空白があった。果たして、武藤は人殺しだったのか。35年前の殺人事件の関係者を調べていくと、昨年発生した女性殺害事件を解決するカギが隠されていた!?(表題作「希望荘」)。「聖域」「希望荘」「砂男」「二重身」…私立探偵・杉村三郎が4つの難事件に挑む!!



先に「誰か」を読み直したのですが、
その後の「名もなき毒」「ペテロの葬列」の間に変化した
主人公・杉村三郎の環境にとまどいながら読み進めました。
(その2作も以前に読んでいます)

この作品は完全に探偵杉村三郎でした!
そしてそのことが更に作品を魅力的にしているような気がします。


宮部みゆき作品の暗い重い部分に締め付けられながらも、
杉村の温かさ優しさに救われました。

4つの連作短編集ですが、時系列通りに書かれてはいません。
単行本化される時に加筆されたのか、繋がった作品になっています。


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2017-09-07 (Thu)
「誰か somebody   宮部みゆき   文春文庫

内容(「BOOK」データベースより)
今多コンツェルン広報室の杉村三郎は、事故死した同社の運転手・梶田信夫の娘たちの相談を受ける。亡き父について本を書きたいという彼女らの思いにほだされ、一見普通な梶田の人生をたどり始めた三郎の前に、意外な情景が広がり始める―。稀代のストーリーテラーが丁寧に紡ぎだした、心揺るがすミステリー。



図書館で杉村三郎シリーズの最新刊「希望荘」を予約していて、
それを受け取りに行った際に、もう一度読み返したくて借りてきた本です。

以前に読んではいるのですが、かなり忘れてしまっています^^;
でも二度目でも面白い本ということで…(笑)


杉村三郎は今多コンチェルンの会長の妾腹である菜穂子と結婚した男性です。
普通のサラリーマンでもあり、普通の優しい夫・父でもあります。
そんな三郎が探偵のようなことをし、
興味を持つきっかけともなった事故から物語は描かれていきます。

宮部みゆきの作品は、テンポがよくてどんどん惹き込まれていきますね。
最後はちょっぴり嫌な気持ちにもさせられますが、
その分、三郎家族の素直な優しさが際立ったような気がします。


早く「希望荘」も読まなくては。。。



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2015-07-12 (Sun)
「泣き童子」   宮部みゆき   文芸春秋

不思議で切ない「三島屋」シリーズ。
江戸は神田。叔父の三島屋へ行儀見習いとして身を寄せるおちかは、叔父の提案で百物語を聞き集めるが。人気時代小説、待望の第三巻。

魂取の池/くりから御殿/泣き童子/小雪舞う日の怪談語り/まぐる笛/節気顔




この三島屋シリーズは、「おそろし」「あんじゅう」に続いて三冊目です。
辛い過去を持つおちかが聞き役となって百物語を聞き集めますが、
おちかは若干十八歳。
こんなにしっかりと聞き取ることのできるおちかに驚きです。

読んでいる私も苦しくなるような話もいくつかありました。


でもやっぱり宮部みゆき!
面白いです!!


表題作の「泣き童子」はとても怖いお話でした。
子どもを甘やかして育ててしまったためとはいえ、
そこにはいろいろな事情があり、現代にも通じる話だと思います。

三編目の「まぐる笛」は先日読んだ「荒神」を彷彿とさせる作品でした。
こちらが先に書かれているので、
読んだのが後先になってしまった私がいけないのですが、
出てくる怪物がそっくりで、あれ?!と感じました。
それでも全く違う作品になっていて、すごいです。


百物語だからまだまだ続くのでしょうか。。。
楽しみです♪






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2015-06-26 (Fri)
「荒神」   宮部みゆき   朝日新聞出版

内容(「BOOK」データベースより)
時は元禄、東北の山間の仁谷村が一夜にして壊滅状態となる。隣り合う二藩の因縁、奇異な風土病を巡る騒動…不穏さをはらむこの土地に“怪物”は現れた。仁谷擁する香山藩では病みついた小姓・直弥や少年・蓑吉らが、香山と反目する永津野藩では専横な藩主側近の弾正や心優しきその妹・朱音らが山での凶事に巻き込まれていく。恐るべき怪物の正体とは?交錯する北の人々はそれぞれの力を結集し、“災い”に立ち向かう!




目次の次のページを開いたら、主な登場人物の名前がずらずらと…
それだけで「う~~ん大丈夫かな~読めるかな~」と心配^^;

本を読む際に、名前を覚えるのが苦手なんですよね~
だから洋書も敬遠しているのですが、
日本名なのでどうにかなるだろうと、読み始めました。


読み始めると、人物一人一人の描写がしっかりされているので、
苦労することなく名前を覚えることができました!

そして名前の心配よりも、その内容・展開にどきどきわくわく。。。


時代小説ではあるけれど、主人公は怪物?!
怪物の描写も詳細で、本当に存在したらどうしようと思うほどです。


怪物に何十人もの人が殺されてしまいます。
そして、最後はとても哀しい気持ちになったけれど、
人々が山に見守られていることを感じられる終わり方で、
それだけが救いでした。








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