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2017-07-11 (Tue)
「花のさくら通り」   荻原浩   集英社

内容(「BOOK」データベースより)
倒産寸前のユニバーサル広告社。コピーライターの杉山を始め個性豊かな面々で乗り切ってきたが、ついにオフィスを都心から、“さくら通り商店街”に移転。ここは、少子化やスーパー進出で寂れたシャッター通りだ。「さくら祭り」のチラシを頼まれた杉山たちは、商店街活性化に力を注ぐが…。年代も事情も違う店主たちを相手に奮闘する涙と笑いのまちづくり&お仕事小説。ユニバーサル広告社シリーズ第3弾。



シリーズも3作目となると主要人物もわかり、かなり読みやすくなります。
単行本だったため、重くて疲れましたが…^^;

都落ちしたユニバーサル広告社のある“さくら通り”。
ここで起こるいろいろな出来事が悲喜こもごもで読みごたえがあります。

そんな中で若いふたりの恋が爽やかで、一息つかせてくれました^^

けれど私が一番感動したのは、
主人公杉山の娘・早苗からの葉書でした。
離婚した後、母親の元で暮らす娘とは、
会うどころか葉書に返事を返すことさえままなりません。。。


最後のショートムービーのコンテは、
映像が目に浮かぶようでした!!


商売の大変さを改めて感じた一冊でもありました。

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2017-06-25 (Sun)
「なかよし小鳩組」   荻原浩   集英社

内容(「BOOK」データベースより)
倒産寸前の零細代理店・ユニバーサル広告社に大仕事が舞いこんだ。ところが、その中身はヤクザ小鳩組のイメージアップ戦略、というとんでもない代物。担当するハメになった、アル中でバツイチのコピーライター杉山のもとには、さらに別居中の娘まで転がりこんでくる。社の未来と父親としての意地を賭けて、杉山は走りだすが―。気持ちよく笑えて泣ける、痛快ユーモア小説。



5月初めに読んだ「オロロ畑でつかまえて」の続編。
ユニバーサル広告社が請け負った仕事は、ヤクザからのものでした。

強面のヤクザたちを相手に、ほぼ孤軍奮闘する杉山は、
仕事だけでなく娘を預かるという難題も抱え込みます。

ドタバタのユーモア小説ですが、最後はホロっとさせられます。
どんな男でも、父親とはこんなものなのでしょうか?


男性作家の作品はあまり読まないのですが、
荻原浩と重松清の作品はなぜかまた読みたくなります。
作家と年代が近いからでしょうかね^^;

さて次作はどうなるのでしょう。。。



高幡不動尊の今日の紫陽花。
もう夕方(?夜?)で暗くなり始めていたのに、
ほかにも写真を撮っている人が何人もいました。
その人たちが写りこまないような場所を探すのは難しかったです^^;
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同じ場所で撮ったのですが、右側はフラッシュをたいています。
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今度はもう少し明るいうちに行こう♪


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2017-05-10 (Wed)
「家族写真」   荻原浩   講談社

内容(「BOOK」データベースより)
ちっちゃい赤ん坊だった準子が嫁に行くんだぞ―男手一つで育てた娘を嫁がせる「結婚しようよ」。あの主人公が同年代の54歳と知って愕然とする「磯野波平を探して」。もはや見ないふりできない肥満解消のため家族でダイエットに励む「肉村さん一家176kg」他。短編の名手による、笑って泣ける7つの家族の物語。



いろんな家族の形が描かれている短編集です。
他人事ではなく、自分のこととして読むことができるのが
面白かったですね。

その中で『プラスチック・ファミリー』だけは、
共感できないというよりもホラーに近く感じてしまいました。
最後には救われる部分もありましたが、
それでも怖かったです。

表題作となっている『家族写真』は、
別々に暮らしている兄弟が、
父親の病をきっかけにして心を通わせていく温かな話で、
その作品が最後だったため、読後感はよかったです。


いつもは女性の作家さんばかり読んでいますが、
この荻原浩さんや重松清さんは、
年代も近く、家族などの心の動きが丁寧に書かれていて、
私にとっては数少ない読みやすい男性作家さんです。


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2017-05-05 (Fri)
「オロロ畑でつかまえて」   荻原浩   集英社文庫

内容紹介
超過疎化にあえぐ日本の秘境・牛穴村が、村おこしのため、倒産寸前の広告代理店と手を組んだ。彼らが計画した「作戦」とは!? 痛快ユーモア小説。第10回小説すばる新人賞受賞作。



荻原浩の本は今までに何冊も読んでいますが、
(読んだ本には載っていない本も読んでいます)
初期の作品であるこの「オロロ畑でつかまえて」は
読まずにきてしまいました。
ただ単に最寄りの図書館に置いてなかったからなのですが。。。
今回予約することでやっと読むことができました!

おもしろかったです!!

なんの特徴もない秘境の牛穴村の村おこし。
ドタバタではありますが、人情物としても読めます。
一人ひとりがとてもよく描かれていて、
映像が目に浮かぶようです。

次作も予約してあるので、すぐ読めるかな^^


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古い本なので表紙がAmazonとは違っていました^^;


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2017-04-24 (Mon)
「海の見える理髪店」   荻原浩   集英社

内容(「BOOK」データベースより)
伝えられなかった言葉。忘れられない後悔。もしも「あの時」に戻ることができたら…。母と娘、夫と妻、父と息子。近くて遠く、永遠のようで儚い家族の日々を描く物語六編。誰の人生にも必ず訪れる、喪失の痛みとその先に灯る小さな光が胸に染みる家族小説集。



直木賞受賞作というので長編小説かと思っていましたが、
短編でした。
表題作にもなっている「海の見える理髪店」は、
老いた理容師さんの一人語りに、客である青年の心の声を入れながら
進められていきます。

最後まで読んで「ああ、そういうことか」と思いました。
淡々とした中にも味わいのある作品です。

残りの5編も、それぞれ佳作ではありますが、
それほど感動は与えられませんでした。
短編なので、物足りないせいかもしれませんね。


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