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2017-03-03 (Fri)
「銀の犬」   光原百合   角川春樹事務所

内容(「BOOK」データベースより)
人々に降りかかる災厄を打ち払う「祓いの楽人」オシアン。その名は伝説の祓いの楽人と同じであり、その人間離れした音楽の才を妖精の女王ニアヴに愛され、妖精のあいだにしか伝わらないはずの数々の歌を全て口伝えに授けられたとされる人物だった。オシアンは、相棒のブランとともに世界中を旅し、この世に未練を残した魂や悪鬼、「愛を歌うもの(ガンコナー)」たちを、彼の竪琴が奏でる調べで救っていく…。ケルト民話と著者の独特の世界観が作り上げる、切なく、悲しいファンタジーミステリー。



カタカナの名前には弱く、
なかなか覚えられないまま読み進みました。
とりあえず主人公のオシアンとブランだけ覚えれば、
どうにか理解できたのがよかったです^^;

妖精や妖魔が出てくる異世界のファンタジーです。

物語は悲しく切ないものばかりですが、
竪琴の調べによって、最後はほっと優しい気持ちになれました。


オシアンやブランの正体(?)が何なのかを
想像しながら読むのも楽しかったです。
(この本の中では本当の正体は明かされません)


文庫本の表紙は、単行本の背表紙部分の絵が使われていますが、
主人公のふたりが歩いているきれいな絵ですね。
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2017-02-22 (Wed)
「最後の願い」   光原百合   光文社

内容(「BOOK」データベースより)
人気デザイナー・橘修伍の元に、怪しげな男が訪ねて来た。芝居の舞台美術を依頼したいと言うのだ。お話にならない報酬に断る橘だが、そこへ死んだ旧友の妻が訪れる。かつて彼が恋した女性が、冷たい怒りを胸に抱いて…(「最後の言葉は…」)。劇団立ち上げに奔走する青年・度会恭平とその仲間が、謎に満ちた事件を、人の心の不思議を、鮮やかに解き明かしてゆく。



劇団Φを立ち上げるために仲間を探していく中で、
いろいろな人と出会い、謎を解き、
最後の願いにも出会っていく。


観劇会に参加していた頃のことを思い出したり、
有川浩の「シアター!」を思い出したりしながら、読みました。

一人ひとりのキャラクターが個性的で、
ぶつかり合いながらも、
認め合っている姿が魅力的です。



最後はいよいよ開幕!

どんなお芝居が出来上がるのかがとても楽しみ^^




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2017-02-16 (Thu)
「扉守」   光原百合  文藝春秋

内容(「BOOK」データベースより)
瀬戸の海と山に囲まれた懐かしいまち・潮ノ道にはちいさな奇跡があふれている。こころ優しい人間たちとやんちゃな客人が大活躍。待望の、煌めく光原百合ワールド。



潮ノ道に住む人々が語る不思議な物語。
7編の短編ごとに、違う人の視線で描かれています。

どれも不思議でありながら、
やさしく寄り添ってくれるようなお話ばかりでした。
そして全編に登場する名バイプレーヤーがいます。
それが持福寺住職の了斎(りょうさい)です。
この人がいてこそ成り立っているような気がします。

この本も悪者が出てこなく、
優しい人たちの、心あたたまる物語でした。


表紙の絵が素敵です。
表紙を少しずつ切り取ったものが、短編ごとの表紙も飾っています。
描いている丹治陽子さんのイラストは、ほかの作品でも見たことがありますが、
どの絵もみんな素敵でした。


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2017-02-11 (Sat)
「遠い約束」   光原百合   創元推理文庫

内容(「BOOK」データベースより)
駅からキャンパスまでの通学途上にあるミステリの始祖に関係した名前の喫茶店で、毎週土曜二時から例会―謎かけ風のポスターに導かれて浪速大学ミステリ研究会の一員となった吉野桜子。三者三様の個性を誇る先輩たちとの出会い、新刊の品定めや読書会をする例会、合宿、関ミス連、遺言捜し…多事多端なキャンパスライフを謳歌する桜子が語り手を務める、文庫オリジナル作品集。



ミステリー好きの女子大生が、小学生の頃にした遠い約束。
エラリー・クイーンの名前が出てくるなど、一見ミステリーですが、
女子大生の身の回りで起こった出来事の謎解きという感じです。

それが逆に私には読みやすかったかな^^


表紙がマンガチックなのが気になりました。
登場人物を想像しながら読むのが楽しいのに、
そのままの絵ですからね。

でも内容はとても面白かったです。
悪い人の出てこない物語は、安心して読めるのがいいですね。

主人公の桜子と、その先輩たちが登場する本はほかにもあるのかな。
あったら読んでみたいです。





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2011-06-14 (Tue)
「星月夜の夢がたり」   光原百合   文藝春秋

遠い昔の思い出、幼い頃に聞いたお伽話、切ない恋の記憶…。
夢のかけらのような32篇の小さな物語。(「BOOK」データベースより)


初めて光原百合の作品を読んだのは、
「時計を忘れて森へいこう」だった。
やさしさに包まれた温かなお話だった。
その後「十八の夏」も読んだ。
好きな作風の作家で、気になりながらも読めずにいたが、
この本と出合えた。

大人の童話のような本である。
お話の中身もよかったが、その挿絵に惹かれた。

鯰江光二という人が、挿絵を描いている。
色使いがとにかく素敵だ。
星月夜の夢がたり星月夜の夢がたり
(2004/05)
光原 百合

商品詳細を見る
(「なか見、検索!」で挿絵も見ることができます)

どこかで見たことがあると思っていたが、
以前に根津にあるレストランのHPで見かけたのだった。
その絵を見たくて訪れた時にはもう飾られていなくて、
残念な思いをした思い出がある。
よかったら鯰江光二さんのイラストも見てください。

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