FC2ブログ
10≪ 2019/11 ≫12
123456789101112131415161718192021222324252627282930
2019-03-08 (Fri)
「舟を編む」   三浦しをん   光文社文庫

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作!



『大渡海』という辞書を作る人々を書いた作品。
章ごとに違う人の目線で描かれています。

お堅いお話なのに、なぜか感動してしまいました。
登場人物一人ひとりが丁寧に描かれているためか、
感情移入しやすいのです。
そして悪い人が出てこないのもいいですね。

1冊の辞書を作るのに、こんなにも多くの
時間と人と労力が割かれていることに驚かされました。
辞書を見る目も変わりました。


解説も、「馬締の恋文 全文公開」もよかったです。


9784334768805.jpg



| 三浦しをん | COM(0) | | TB(0) | |
2019-02-21 (Thu)
「まほろ駅前狂騒曲」   三浦しをん   文春文庫

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
まほろ市は東京都南西部最大の町。駅前で便利屋を営む多田と、居候になって丸二年がたつ行天。四歳の女の子「はる」を預かることになった二人は、無農薬野菜を生産販売する謎の団体の沢村、まほろの裏社会を仕切る星、おなじみの岡老人たちにより、前代未聞の大騒動に巻き込まれる!まほろシリーズ完結篇。



多田と行天の二人は友だちではないと言いながら、
お互いのことを一番よくわかっている間柄だと感じます。
そしてそれは自分では気づかない部分でもあります。

ドタバタに巻き込まれながらも自分を見失わない二人。
かっこいいです。
4歳のはなちゃんはとにかく可愛い!


この作品を読んでいる途中で
気に入った場面や言葉がいくつかありましたが、
それが全てあとがきに書かれていました。
あとがきってすごいなと思います。
あとがき次第で読後感が変わったりもするんですよね。
今回は感動し癒された最後でした。

これで完結だと思うと寂しいです。


9784167909185.jpg





| 三浦しをん | COM(0) | | TB(0) | |
2019-02-12 (Tue)
「まほろ駅前番外地」   三浦しをん   文春文庫

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
東京都南西部最大の町・まほろ市の駅前で便利屋を営む多田と、高校時代の同級生・行天。汚部屋清掃、老人の見舞い、庭掃除に遺品整理、子守も料理も承りますー。多田・行天の物語とともに、前作でお馴染みの星、曽根田のばあちゃん、由良、岡老人の細君が主人公となるスピンアウトストーリー七編を収録。



前作に登場した人たちが次々と登場してきます。
それにより人物像に厚みが増したような気がします。

多田と行天の関係も進展がしたとはいえませんが、
違う側面も見えてきて、興味深かったです。


多田の恋心にも興味津々!
行天の過去もまだすべては書かれていないので、
そちらも気になりますね。


9784167761028.jpg


| 三浦しをん | COM(0) | | TB(0) | |
2019-02-10 (Sun)
「まほろ駅前多田便利軒」   三浦しをん   文春文庫

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
まほろ市は東京のはずれに位置する都南西部最大の町。駅前で便利屋を営む多田啓介のもとに高校時代の同級生・行天春彦がころがりこんだ。ペットあずかりに塾の送迎、納屋の整理etc.-ありふれた依頼のはずがこのコンビにかかると何故かきな臭い状況に。多田・行天の魅力全開の第135回直木賞受賞作。



三浦しをんの作品は読んでみたいなと思いながら
今まで手に取らずに来てしまいました。
この作品は連続短編集のようで、読みやすかったです。

登場人物がみな個性的で身近にはいそうもない人ばかりなのに、
なぜか心惹かれるものがありました。

過去に陰を持つ主人公の二人が一年間一緒にいるうちに、
心通わせないながらも、
楽しかったと言えるまでに変化していきます。


帰る場所があるっていいことだなって、しみじみ思いました。
続編も楽しみです。


9784167761011.jpg




| 三浦しをん | COM(0) | | TB(0) | |