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2017-02-25 (Sat)
「本を守ろうとする猫の話」   夏川草介   小学館

内容(「BOOK」データベースより)
高校生の夏木林太郎は、祖父を突然亡くした。祖父が営んでいた古書店『夏木書店』をたたみ、叔母に引き取られることになった林太郎の前に、人間の言葉を話すトラネコが現れる。21世紀版『銀河鉄道の夜』!



医療従事者である作者の作品「神様のカルテ」とは、
ずいぶん違う物語です。

題名とは違い、
主人公は本を愛するちょっぴりオタクな高校生の男の子。

本を守るために猫とともに迷宮に入り込みます。


最後に『本の持つ力』に主人公が思い至ります。
それを読んだ時、本を好きでよかったな!と思いました。



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2017-02-22 (Wed)
「最後の願い」   光原百合   光文社

内容(「BOOK」データベースより)
人気デザイナー・橘修伍の元に、怪しげな男が訪ねて来た。芝居の舞台美術を依頼したいと言うのだ。お話にならない報酬に断る橘だが、そこへ死んだ旧友の妻が訪れる。かつて彼が恋した女性が、冷たい怒りを胸に抱いて…(「最後の言葉は…」)。劇団立ち上げに奔走する青年・度会恭平とその仲間が、謎に満ちた事件を、人の心の不思議を、鮮やかに解き明かしてゆく。



劇団Φを立ち上げるために仲間を探していく中で、
いろいろな人と出会い、謎を解き、
最後の願いにも出会っていく。


観劇会に参加していた頃のことを思い出したり、
有川浩の「シアター!」を思い出したりしながら、読みました。

一人ひとりのキャラクターが個性的で、
ぶつかり合いながらも、
認め合っている姿が魅力的です。



最後はいよいよ開幕!

どんなお芝居が出来上がるのかがとても楽しみ^^




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2017-02-19 (Sun)
「その日まで」紅雲町珈琲屋こよみ   吉永南央   文春文庫

内容(「BOOK」データベースより)
コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」の近くに、ライバル店「つづら」が開店した。つづらは元和菓子屋だったが、近隣では経営難のオーナーから詐欺まがいの手口で土地家屋を買い叩く業者グループがいるという噂がある。小蔵屋を営む気丈なおばあちゃん・杉浦草は、背景を調べ始めるが…。人気シリーズ第2弾。



第1弾の「萩を揺らす雨」に比べると
ちょっと重いかなと感じるテーマでしたが、
主人公のお草さん(杉浦草)の人柄のせいか、
最後はほっとできるストーリーになっていました。

実家が商売をしているためか、
商売をするって大変なんだなと改めて感じた作品です。

お草さんの着ている着物、お店のディスプレー、商品である雑貨。。。
どれも素敵で、こんなお店でコーヒーを飲みたいな!と思いました。


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物語の中に出てくるユキノシタの花です↓
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2017-02-16 (Thu)
「扉守」   光原百合  文藝春秋

内容(「BOOK」データベースより)
瀬戸の海と山に囲まれた懐かしいまち・潮ノ道にはちいさな奇跡があふれている。こころ優しい人間たちとやんちゃな客人が大活躍。待望の、煌めく光原百合ワールド。



潮ノ道に住む人々が語る不思議な物語。
7編の短編ごとに、違う人の視線で描かれています。

どれも不思議でありながら、
やさしく寄り添ってくれるようなお話ばかりでした。
そして全編に登場する名バイプレーヤーがいます。
それが持福寺住職の了斎(りょうさい)です。
この人がいてこそ成り立っているような気がします。

この本も悪者が出てこなく、
優しい人たちの、心あたたまる物語でした。


表紙の絵が素敵です。
表紙を少しずつ切り取ったものが、短編ごとの表紙も飾っています。
描いている丹治陽子さんのイラストは、ほかの作品でも見たことがありますが、
どの絵もみんな素敵でした。


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| 光原百合 | COM(0) | | TB(0) | |
2017-02-11 (Sat)
「遠い約束」   光原百合   創元推理文庫

内容(「BOOK」データベースより)
駅からキャンパスまでの通学途上にあるミステリの始祖に関係した名前の喫茶店で、毎週土曜二時から例会―謎かけ風のポスターに導かれて浪速大学ミステリ研究会の一員となった吉野桜子。三者三様の個性を誇る先輩たちとの出会い、新刊の品定めや読書会をする例会、合宿、関ミス連、遺言捜し…多事多端なキャンパスライフを謳歌する桜子が語り手を務める、文庫オリジナル作品集。



ミステリー好きの女子大生が、小学生の頃にした遠い約束。
エラリー・クイーンの名前が出てくるなど、一見ミステリーですが、
女子大生の身の回りで起こった出来事の謎解きという感じです。

それが逆に私には読みやすかったかな^^


表紙がマンガチックなのが気になりました。
登場人物を想像しながら読むのが楽しいのに、
そのままの絵ですからね。

でも内容はとても面白かったです。
悪い人の出てこない物語は、安心して読めるのがいいですね。

主人公の桜子と、その先輩たちが登場する本はほかにもあるのかな。
あったら読んでみたいです。





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